自宅をキッチンスタジオに。洗練されたインダストリアルが魅力のマンションリノベーション
SHUKEN Re(シュウケンアールイー) (設計・施工)
DATA
間取り図
造作家具も自社製作だからよくばりなリノベーションが実現
オープンなキッチンスタジオで大人数にも対応
食メディアの編集長として活躍するYさん。購入した中古マンションに「キッチンスタジオ」をつくり、仕事とプライベートが両立する住まいにしたいとリノベーションを計画。主催しているカフェや過去の事例が自分たちの好みに合っていたことから、SHUKEN Re(シュウケンアールイー)に空間デザインを依頼しました。
希望したのは、IKEAのステンレスキッチンを使うこと。そして夫と子ども、家族みんなで「ごはんをつくる」キッチンにすることでした。撮影で使うことを考えて、ゆったりとしたスペースにアイランド型と壁付け型の2つのキッチンを設置。周りをナラ材の可動式テーブルがぐるっと囲んでいます。こちらは独立した形にもできるため、家族の食事はもちろん、大人数のパーティや撮影時の材料置き場、原稿書きや事務作業をするワークスペースと多様に使われています。
家族と心地よく暮らせる、インダストリアルスタイル
インテリアは「きれいめインダストリアル」がテーマ。ステンレスのキッチンやむき出しのダクトなど無機質な素材と無骨なデザインを取り入れつつ、黒やグレーの色味を少なめに。テーブルや床を木材にしたり光を反射する白をたっぷり使うことで、すっきりとして暖かな雰囲気を醸し出しています。空間を広げる意味もあり、天井板を取り払いコンクリートを露出させましたが、「きれいめ」を優先してモルタルで塗装。インダストリアルスタイルのポイントを詰め込み過ぎない、理想の空間に仕立てています。
現在、こちらで月4~5本の撮影が行われているというYさん邸。3方向から自然光が差し込み撮影時間も長くとれるため、社内でも好評なのだそう。撮影が終わると、夫や娘とともに「ごはんをつくる」時間を楽しんでいます。
プロデュース会社:howzlife(ハウズライフ)の事例情報は、母体会社SHUKEN Re(シュウケンアールイー)へ統合いたしました。
MATERIAL
収納:IKEA
INSTRUMENTS
キッチン:IKEA
洗面台:造作
リノベりす編集部コメント
インダストリアルな雰囲気は保ちながらも、清潔感のあるキッチンスタジオですね。広くて動きやすいので、友人たちを招いてワイワイと一緒に料理するのも楽しそうです。カウンターがテーブルに変えられるというアイデアも便利だと思いました。